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芳武水無子様 藤田厚子様 宮島郁子様

平成17年3月ご入居  芳武水無子

 ネオ・サミット湯河原入居7ヶ月の心境 

加齢に伴い体力の衰えは当然である。勿論気力も低下しているに違いないが、敢えて自認したくない。生来私生活も、仕事の上でも、表面は馬鹿に強く内面は誠に脆い性格である。例え体力が衰えても家族に迷惑は掛けたくない。世話になるなら、プロフェッショナルの方々にお願いしたいというのが前からの念願である。これは私の亡母の主義に共鳴しているらしい。このホームに入るに当たっていえる事は、数ある中から、或いは選び、或いは除外し、最後に残ったネオ・サミット湯河原は終始私自身の意思と行動で選択したもので、良きに付け、悪しきに付け、誰にも文句はいえない。すべて自分の責任である。自分ながら、誠に潔い行動であったと感歎している。文字通り、気が付いたら此処にいたという感じである。
 では入居後はどうかというと、未だに宙ぶらりんで、毎週上京して古い生活を断ち切れないでいる。併し、この問題は、自然に加齢と共に、気力体力が許す範囲に変わると楽観している。つまり、出来る間は自由勝手も良いという自己判断である。想像するのだが、入居者の中で、100%満足している方はそうそう居るものではないと確信している。 それが人間の欲というか、自然体というか。これが本来の生きる、生きたいというカになっていると思う。施設の運営も、介護も、生活支援も完全とはいえなくとも、夫々に立派である。併し、自分のことは自分が一番よく理解している事実を納得すれば、人は初めて一人暮らしが出来るのではないかと思う、私のお気に入りの座右の銘はミラ・ショーン(女性デザイナー)の言葉:“大事なのは年齢ではなく頭、そして一人でも暮らせる強さをもつこと。”現在はこんな心境でも、数年後にはどう変わるのか分からない自分がおもしろい。



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